幸せそうな人が通ってきた道

幸せそうに見える人がいるのなら、

きっとその人は本当に幸せで、

でもおそらく、

幸せなこと「だけ」経験してきたわけではなく、

その反対にある

辛さや、しんどさや、悲しみや、苦しみも、

どっぷり経験してきているはず。

それをくぐり抜けてきて、今、

「あぁ、幸せ」

って感じることができているのかもしれない。

あぁ、幸せ、っていうのは、

いつかの

辛さや、しんどさや、悲しみや、苦しみも含めて。

なぜなら幸せって、感じる力そのものだから。

楽しい、と感じられること。

美味しい、と感じられること。

愛おしい、と感じられること。

しんどい、と感じられること。

悲しい、と感じられること。

苦しい、と感じられること。

それを、

そこから目を背けることなく真正面から味わい、

味わいつくした経験があるからこそ、

それが幸せだ、ってわかるんだろうな。

幸せな人って、器も大きい。

器って、受け止める力。受け取る力。

いくら引き寄せてみたって、

それを受け止める器が自分に備わっていなかったら、

自分のモノとして扱うことはできないんだ。

器を大きくしていくためには、

必ず痛みを伴う。

今の自分の器を、一度壊してしまわなければ、

その器の大きさを広げることなんてできないから。

もし今、

やってみたいことがあるのに

言ってみたいことがあるのに

手放してしまいたいことがあるのに

怖くてその一歩を踏み出せないと感じているなら。

それは、明らかにチャンス。

器を広げて、受け取る時が来ているということ。

怖さは、その一歩を踏み出してみたら、

その後に痛みを感じる時が来ることを

無意識に分かっているから。

それが怖くて、

その痛みを感じたくないからこそ、

見て見ぬふりして、

痛みを感じないように回避しようとするんだよね。

逸らすんだよ。

でもさ、それはさ、

大きなチャンスを自分から逸らしていることに

気付いてほしい。

いや、いいんだ。

その選択肢もある。

痛みを感じないようにして、

今の器にとどまること。

でも器の大きさは結局変わらないんだから、

今以上のものを受け取っていくことはできないんだよ。

もちろん、それもいい。

自分で決めたらいい。

だけど、それは自分で選んでいることなんだから、

決して人のせいにしたり、

自分を弱者に仕立て上げて、

いじけるのも止めにしてほしい。

自分で好き好んで、この器を選んでいるんだって、

堂々と言ってほしい。

そしてもっと大きな器を育みたいのなら、

思う存分、

進みたい方向へ力強く、

その一歩を踏み出してほしい。

痛みは、ある。

でもその痛みの分、器は広がっていく。

そしてそれが、

自分への信頼となり、

自身となり、

強さとなり、

自分だけの存在感として表れていくから。

今、時代が大きく動いているよね。

みんな、個人個人のレベルでは、

もうちゃんとそれをキャッチしているはず。

今だよ、今。

器を広げて、

無限の可能性に開いていこう。