自分を満たし、自分が満ちる。~Selfill~

「私」という一人の人間を自分らしく生きることを追求し、"want"を信頼してそれだけを選び続けていったらどうなるの?という実験中の日々の気付きと発見のブログ

ご先祖様たちが残してくれているもの

 

お風呂の中で長男が、

 

「僕の性格はパパ似?ママ似?」

 

と聞かれ、うーーーん、、、

となってしまった。

 

 

性格は遺伝子が影響していることもあるけれど、

でも父と母のものを受け継いで組み合わさったら、

どちらか一方「だけ」と同じになるわけでもなく、

 

この部分は父、この部分は母、というのも、

なんだか切って貼って…みたいでピンとこない。

 

 

そして、その父だって母だって、

そのまた父と母のそれを受け継いでいるし、

そのまた父と母も同様なわけで…

 

ご先祖様から代々受け継がれてきているわけだけれど、

そのご先祖様たちから、

「今この時代」を生きる自分の子孫にふさわしい

DNAを受け継がれてきているような気がするし、

 

そもそも自分がこの世に生まれると決めた時、

おそらく自分にふさわしい環境をすべて、

自分で選んできているんだろうと思うから。

 

 

何を言いたいかというと。

 

自分の性格っていうのは、

両親はもちろん、

他の誰でもない、

自分自身のオリジナルであるということ。

 

誰に似ているということもないし、

誰のせいということもなく、

ただただ自分が持って生まれた資質であり、

 

その資質もまた、いかようにも活かせるということ。

 

長所と短所が紙一重であるように、

その性格ひとつをとってみても、

いいようにも活かせるし、悪く出る場面もある。

 

表があれば裏があるし、

光があれば影があり、

+があればーが存在し、

陰があれば陽もある。

 

 

どちらも必ずセットで、「在る」。

 

 

 

いい面だけを自分のものにしようとしても、

いつか息苦しくなってしまうのは、

その反対側にある面を蔑ろにしているから。

 

 

両方がセットであることを知った上で、

その性格を活かしていくために、

 視点を変えていく練習も大切。

 

 

繊細で傷つきやすいのは、

細やかな変化に気付ける質だし、

 

明るく元気にいつも振る舞うのは、

傷つきやすい繊細な自分がいるからかもしれない。

 

 

ご先祖様は子孫に、

そんなに意地悪な質を遺したりはしない、って

私は思う。

 

自分の子孫が幸せに生きていけるように、

それまでの英知を携えて、

その人らしく生きられる質と力を遺してくれている。

 

 

だから、今を生きる私たちにできることは、

脈々と受け継がれてきたその質を自分のものとして

活かしていくこと。

 

自分を生きていく、ということ。

 

 

誰に似ていても、いなくても、いい。

 

目には見えないたくさんの人たちに守られ、

私たちは今ここに生きているのだから。

 

 

自分だけが持って生まれたその質を存分に生かし、

自分を生き切ってこそ、

ご先祖様たちへ恩返しができるんじゃないかな。

 

私はそう思うからこそ、

冒頭の長男の質問には、

あえて答えることをしませんでした。