封印して無かったことにしていたことが、扉を開くカギでもある。

昨夜から友人とメッセージをやり取りしていて、

私はものすごく大きなことに気付いた。

それは、

かつて自分が結果を出せずに挫折したことが、

私にとって重要なキーワードだということ。

当時の私は本当にしんどい思いをしながら、

それこそゴリゴリと音がしそうなほど頑張って、

その課題をこなそうとしていた。

朝起きると憂鬱な気分になり、

自分を否定し、ダメな自分のお尻を叩きながら、

どうにか評価してもらえるように、

ゴリゴリゴリゴリ、、、すごく頑張っていた。

でもある時、それに耐えられなくなって、

やめようと決意した時があった。

私には向いていない…

私とは相性が良くない…

こんなに辛い思いをするのは何か違う…

私にはもっと別の方法があるかも…

そんな言い訳をする私に、

「いいんじゃない？

　そんな中途半端で終われるくらい根性がないのなら。

　負け犬のままでいたらいいんじゃない？」

って、そんな言葉をかけられて。

その言葉がどうしても受け止められなくて、

受け止めたらどうにかなってしまいそうで、

何も感じないように、

何もなかったことにして、

その瞬間から封印した。

そんな方向性が、あったのだった。

それから時間が経ち、

それでも私が突破し切れない一線が、ある。

どうしたらいいんだろう？って

いつも考えてはいたけれど、

「そんな方向性」は”無かった”ことにしてるので、

 それとは違う方法や考え方で、

どうにか突破しよう、したい！って、

ずっと過ごしていたのだった。

取り組んでいるテーマはあの時と同じ。

それこそ、ゴリゴリという音はしないものの、

ずっと私の心の底に淀んで、へばりついている、

ドロドロとした重い泥のようなものを取り除こうと、

一生懸命であったことに変わりは、ない。

どうしても突破したい一線。

それくらい自分の人生においては重要なテーマ。

そのヒントが、「そんな方向性」なのかもしれない。

それが、友人のメッセージから感じられた。

もしかしたら、私が得意な分野なのかもしれない。

誰かが何かをしている場面で、

大きく心が揺さぶられることがある。

怒り。

イライラ。

やるせなさ。

それは、その誰かを通して、

自分自身が気付くメッセージであることが多い。

心理学用語でいうところの、投影。

人は、人を通してしか、

自分自身を知ることはできないから。

誰かに自分を映し出して、

今の自分に必要なメッセージを、

心を揺さぶられることで気付かされる。

あの時言われた言葉は、

あの当時の私の器では理解することも、

受け止めることもできなかったけれど、 

深い深いメッセージが込められていたんだ。

言い訳をして、どこまで逃げるつもり？

今、ここにいる自分の思いを

もっともっと深く深く、

真剣に向き合うチャンスじゃないの！

それでも逃げ出すつもり？

それならそれでいいんじゃないの？

それは、私が私自身に言いたかったことかもしれない。

封印して、忘れ去って、

無かったことにしていた「そんな方向性」。

真っ直ぐに見て受け止めることができないほど、

自分にとって大事なこと。

成功したいと願いながら、

成功した後の怖さを同時に受信して怖くなる。

嫌われるかもしれない

否定されるかもしれない

人が離れていくかもしれない

独りぼっちになってしまうかもしれない

アクセルとブレーキを踏んでいる状態は、

けっこうよくあるパターン。

でもきっと、あれから経った時間の中で、

私の器も成熟してきているのだろう。

受け取る準備ができた。

そんな感じがしている。

そして、「そんな方向性」を

自分なりの考え方を軸にもう一度やり直せる。

そんな感じがしている。

そして、それが楽しく得意である感じもある。

そしてもっともっと大きな未来を思い描けるような、

そんな感じもしている。

今まで描いたり、目指したりしていた目標が、

急に小さくちっぽけなものに感じられてしまって。

どこまで欲深いのだろうと、自分でも思う。

でも、それでいいのだと思うし、

その準備が整ったのだと思う。

あとは信頼して、やるだけだ。

どんなことも、

どんな順番にも一寸の狂いも無駄もない。

全ては完璧なんだな！